枕の高さの調整方法について

玄関マットの準備ができたらいよいよ調節開始です。次の3段階でそれぞれチェックしますが、もしも、違和感があったり正しい姿勢になっていないと思った時は、折りだたんだタオルケットを上から1枚ずつ増やしたり減らしたりしてください。これが調節作業になります。

①まず、上向きの調節です。枕に頭を乗せて上向きの姿勢で寝ます。この時、次の3つのチェックポイントを確認します。

・のどの圧迫感 息がす1つと楽にできていて、のどが苦しくないこと。
・後頭部の当たり感 枕が当たっている後頭部に、異常な硬さを感じていないこと。
・後頸部のリラックス 後頭部からつながる首の後ろ側がつっぱったり、枕の角が当たったりせず、不快感がないこと。

②次に、横向きのチェックと調節です。一人で調節する場合は、ベッドサイドに鏡を置いて自分の頭から胸までが見えるようにするとよいでしょう。

・横向きで額~鼻~胸の中心までの線が臥床面(ベッドや敷きぶとんの表面)と水平になることを確認してください。
・枕が高過ぎる場合、頭が持ち上がり胸が下がる斜線になります。
・枕が低過ぎる場合、頭が下がり胸が高い斜線になります。

時々、「頭が上かっていたので、タオルケットを1枚ずつ減らして枕をどんどん低くしたら、もっと合わなくなった」という患者様の体験談を耳にします。これは頭が上かっていたのではなく、軟らか過ぎるタオルケットで顎が落ちたため、相対的に頭が上がって見えたという失敗談です。

③最終段階は寝返りのチェックと調節です。

両腕を胸の前でクロスし、両膝を立てて左右に回転します。この時、肩と腰がほぼ同時に寝返りできれば合格です。

よいしょっ彑肩が先に動いたり、腰に反動をつけて回転するなど、大きな力が必要な寝返りは、ぎこちない寝返りと呼び問題です。大柄で体格のよい人はバスタオルも折って使ってみてください。最少のエネルギーでスムーズに寝返りができる高さまで微調節してください。

また、左右差についても確認が必要です。たとえば、長年スポーツの愛好家で左右の肩や腕に大きな差がある場合や、片側の股関節に疾患があり、痛みがあったり関節が十分動かないような場合、左右差は仕方ありません。その左右差の中でも最もスムーズな寝返りがあるはずです。その高さを決定してください。

しかし、このような体の左右差がないにも関わらず、右側に寝返りしにくいなどという場合は、タオルケットの枚数を微調節することで、左右差のなくなるところが必ずあります。高さが合わない枕が肩こりの原因となることがあるので、根気よく調整を行ってください。

 

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